2019夏のシンポジウムの裏話というか...

前回のエントリに書いたタコスのドキュメンタリの「強い個人」への崇敬の気もち。柚木弥太郎さんが,米国ニューメキシコ州のサンタフェで還暦のころに訪れたInternational Fork Art Museumで見た心に"語りかけてくる"人形や,インドで出会った"いきいきとし…

オンラインでの図書館専門職養成国際プログラムの模索

Netflixの回し者みたいだが,最近,すごく考えさせられたのが,以下の番組。 これを見ていて思ったのが,「個」の強さ。第3エピソードのレディー・カナスタ,第4エピソードの牛肉の解体の仕事に従事するNereida Vejarさん,いや彼女たちだけではない,出てく…

LGBTQ in libraries

Netflixのオリジナル番組で,毎回泣ける?クィア・アイ。このメンバーをアメリカ議会図書館が呼んでイベントをしていたことを最近,知った。6月はPride monthと呼ばれる(正式には"Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender and Queer (LGBTQ) Pride Month")。…

(続)『アメリカの恩寵:宗教は社会をいかに分かち,結びつけるのか』

標記,先週土曜日に,宇野重規先生がとってもスマートでシャープな書評を書かれた後ですが,懲りずに言葉を足そうとするわたくしです。前回のエントリで書いた以下について。 アメリカは極端な世俗化はきっとしない。そして世界も。少なくともすぐにはしない…

『アメリカの恩寵:宗教は社会をいかに分かち,結びつけるのか』

さて,この本です。 アメリカの図書館とテクノロジーの動向を紹介しているつもりのこのツイッターですが、アメリカを語るならやっぱりもっと深くアメリカを理解しなければならないのだろうと改めて思わされる分厚~い本が届きました。Episcopal Church系の立…

アーカイブズの最新トレンド2018

来週11月12日(月)の夕刻に,池袋キャンパスにてこちらを実施いたします。女性史アーカイブズとGap本社の企業アーカイブズの方,お二人をお招きしています。日本ではめずらしいタイプのアーキビストの方たちではないかと思いますので,日本では貴重なお話を…

テュービンゲンとシュトゥットガルトの大学図書館

昨日,書きましたように,ドイツに来た主な理由は,シュトゥットガルト・メディア大学で開催されているサマースクールの見学でしたが,この3日で,テュービンゲン大学の図書館,シュトゥットガルト・メディア大学の図書館,そしてシュトゥットガルト大学の図…

ドイツに来ております+館長ツイッター開設

3日前からドイツに来ております。涼しいというほど涼しくもない気が...地球全体が狂っているということか。 ドイツに来た主な理由は,シュトゥットガルト・メディア大学とゲーテ・インスティテュートによる共同実施の図書館情報学のサマースクールの見学です…

『St. Paul's Librarian』2017年度号発行+ブロックチェーンの話の続き

立教大学司書課程紀要St. Paul's Librarianの2017年度号(No.32)を発行しておりましたが,昨日,学術リポジトリでも公開しました(こちら)。目玉はもちろん,昨年のサンドラ・博士の講演会記録ですね。そして,11月に行った公開シンポジウム「図書館・文書…

Google Chromeの拡張機能

昨日,ブリタニカの百科事典が,グーグルの検索結果の右側(スニペットと言うそうな)に現れてくるというChromeの拡張機能についてのニュースを見た(これ)。びっくりして早速入れてみた。これはすごい。 価値のある情報は有料なんだよ〜!っていうメッセー…

AASLの新しい基準のパンフレットを翻訳しています

こんにちはー。 このたび,立教大学司書課程の学生さんたちとこちらにサイトを立ちあげて,新基準のダイジェストと言ってよいかわかりませんが,AASLが無料公開している,学習者向け基準のパンフレットの翻訳を公開しはじめました。新基準については,本年3…

40代が老害になる時代

昨年あたりから、「老害」にならないようにせねば、としばしば思うようになった。将来のことを話しているのではない、今、自分(40代半ば過ぎ)が老害になっているのではないかという恐怖と戦っているという話。 私だけが思っているわけでもあるまいと、今、…

『私はコーヒーで世界を変えることにした。』

GWは、本学は授業日が何日かあって、ぜんぜん特別な週ではなかった気がするのですが、それでも娯楽に費やす時間はいつもより取れました。そんな中で、仕事について考えさせられるできごとがいくつかあり、いいなあ、若者・お子さまも読んだらいいんじゃない…

東アジアインターナショナル・スクールライブラリアズ・フォーラム2018

みなさま、新年度、いかがお過ごしでしょうか。当方、学内で、図書館長なる役に就きまして、めちゃくちゃ楽しく、忙しい4月を過ごしました。いっぽうで、ちょっと前のエントリで予告していましたが、本学司書課程の講師布陣も大きく変わりました。HPで宣言し…

ニッポンの著作権法改正(おそっ)とアメリカ,オーストラリアの大学図書館の今

とうとう,著作権法改正(案)のニュースが入ってきました(毎日新聞の記事と文科省の発表ページ)。これで,これで,日本の教育も本当に変わっていく(かも)...涙涙。 過去2年かな,図書館情報学教育のe-learningを介した国際連携プログラムを模索するべく…

ALA冬季大会@デンバー

ALA Midwinter Meeting 2018に行ってきました。冬季大会ははじめての参加です。2月9日から13日といつもの年より時期が遅かったこと,また,昨年11月に発表されたAASLの新しい学校図書館基準について学びたかったことから,入試業務を調整してもらい,少し免…

2017年度総括

2017-2018の年末年始がfamily mattersで終わり,2017年を振り返る時間も精神的な余裕も何も無かった。そのうえ,2018年,年始早々に陸前高田に出張したら,帰宅の夜にノロを発症し,予定どおり仕事をはじめられず。その後も今月は,先週までは職場も家もバタ…

立教大学司書課程HP公開!

私としては,けっこうがんばりました。こちらです。と言いながら,実は新入生・在学生たちに配ってた文書をベースにしているのですが(笑)。でもでも,講師紹介や修了生・在学生メッセージはイチから作りましたぞ。みなさま,ご協力,ほんとうにありがとう…

何を読んだらいいのか,何を薦めるか

いやあ,今朝,ビル・ゲイツのブログのエントリの多くが,彼が読んだ本の紹介だっていうことにやっと気づきましたよ。今日のエントリは,これなのだけれど,同じ内容を肉声で話して素敵なムービーにしてyoutubeにもあげてるのね〜。いいわ〜いいわ〜。こうい…

連続公開シンポジウム「司書教諭資格付与科目の教育実践を検討する」全5回記録公開

みなさま、とうとう、記録集にまとめることができました!立教大学学術リポジトリRootsからも見ていただくことができます(こちら)。豪華執筆陣ですぞ!! 巻頭言に書いた以下が、私の今の思いです。 周知のとおり、司書教諭資格付与については、学校図書館…

図書館・文書館の国際動向 2017

もう来週に迫っていますが,以下,公開で実施します。 2017年の夏に開催された図書館や文書館に関する国際会議,研修会に参加した3名が,その場の議論や実践現場の国際動向を報告します。質疑応答の時間も長めに取りたいと考えていますので,ふるってご参加…

ヴァーチャル・リアリティと図書館

今朝,通勤時に,スマホを見ていたら,フェイスブックCEOのザッカーバーグがプエルトリコの件で謝ったという記事が流れてきていた。フェイスブックは,ヴァーチャル・リアリティ(VR)にずいぶん投資しているそうなんですよね。でも,こういう記事に出ている…

サンドラ・ハーッシュ先生

このたび、立教大学司書課程では、サンノゼ州立大学情報学研究科長のサンドラ・ハーッシュ(Sandra Hirsh)先生を本学の招聘研究員としてお招きすることができました。10月の三週間、日本に滞在されます。 彼女は、『Information Services Today』という本を…

IFLA@ヴロツワフその2

今回、けっこう図書館を見ることができました。まあ、ヨーロッパですので、図書館の数が日本の比じゃない。このヴロツワフの中心部で言えば、大人なら歩いて行くことのできる距離に複数、公共図書館があります(どのくらい歩ける人かによるわけだが、徒歩15…

IFLA@ヴロツワフ

ポーランドのヴロツワフに、2017年世界図書館情報会議で来ています。今年のはじめにポーランドに行くことにした時点で、この夏には来ない前提でいたのですが、実は、久しぶりに来年度、司書課程の中で新しい科目を担当することになりそうなので、それに関わ…

映画「ブレンダンとケルズの秘密」

「図書館概論」や「図書・図書館史」で,中世の図書の世界を示したい,写本,写字生を具体的に見せたいというとき,「薔薇の名前」の映画を見せている先生はけっこういるのではないかと思う。20年ほど前になるが,私が学部生だったときにも何かの授業で一部…

SPL2016公開

今年度の本学司書課程紀要を学術リポジトリのこちらに公開しました。手前味噌ですが、充実の内容になったと思います。特に、巻頭の二つの特集(公開講演会記録)は、必読ですわ。日本語訳もありますからねっ。 アメリカからいらしていただいた、キャロル・ダ…

『われらの子ども』

もう20年以上前のことになっているが、教育学をやっぱり学びたいと考えて大学院に進学した(学部時代は国文学を専攻していたので、専攻を変えたのだ)。そのときに漠然と考えていたのは、親とは違う関係性で子どもと関わる存在になりたい、ということであっ…

アバディーンの図書館

図書館情報学のオンライン・プログラムを提供しているRobert Gordon Universityで教育の実態についてインタビュー調査をするために、スコットランドのアバディーンに行ってきました。アバディーンに3日、滞在した間に訪れた図書館について、ここにも少し書い…

アウシュビッツ。。。

なるべく感情的にならないで、もう少しだけアウシュビッツについて書いておこうと思います。 こちら、アバディーンに来てから、2つの学校図書館と、公共図書館と大学図書館を1館ずつを見学しました。明日、最後に1館、大学図書館を見学するつもりです。これ…