図書館訪問(海外)

(続)『アメリカの恩寵:宗教は社会をいかに分かち,結びつけるのか』

標記,先週土曜日に,宇野重規先生がとってもスマートでシャープな書評を書かれた後ですが,懲りずに言葉を足そうとするわたくしです。前回のエントリで書いた以下について。 アメリカは極端な世俗化はきっとしない。そして世界も。少なくともすぐにはしない…

テュービンゲンとシュトゥットガルトの大学図書館

昨日,書きましたように,ドイツに来た主な理由は,シュトゥットガルト・メディア大学で開催されているサマースクールの見学でしたが,この3日で,テュービンゲン大学の図書館,シュトゥットガルト・メディア大学の図書館,そしてシュトゥットガルト大学の図…

ドイツに来ております+館長ツイッター開設

3日前からドイツに来ております。涼しいというほど涼しくもない気が...地球全体が狂っているということか。 ドイツに来た主な理由は,シュトゥットガルト・メディア大学とゲーテ・インスティテュートによる共同実施の図書館情報学のサマースクールの見学です…

ニッポンの著作権法改正(おそっ)とアメリカ,オーストラリアの大学図書館の今

とうとう,著作権法改正(案)のニュースが入ってきました(毎日新聞の記事と文科省の発表ページ)。これで,これで,日本の教育も本当に変わっていく(かも)...涙涙。 過去2年かな,図書館情報学教育のe-learningを介した国際連携プログラムを模索するべく…

ALA冬季大会@デンバー

ALA Midwinter Meeting 2018に行ってきました。冬季大会ははじめての参加です。2月9日から13日といつもの年より時期が遅かったこと,また,昨年11月に発表されたAASLの新しい学校図書館基準について学びたかったことから,入試業務を調整してもらい,少し免…

図書館・文書館の国際動向 2017

もう来週に迫っていますが,以下,公開で実施します。 2017年の夏に開催された図書館や文書館に関する国際会議,研修会に参加した3名が,その場の議論や実践現場の国際動向を報告します。質疑応答の時間も長めに取りたいと考えていますので,ふるってご参加…

IFLA@ヴロツワフその2

今回、けっこう図書館を見ることができました。まあ、ヨーロッパですので、図書館の数が日本の比じゃない。このヴロツワフの中心部で言えば、大人なら歩いて行くことのできる距離に複数、公共図書館があります(どのくらい歩ける人かによるわけだが、徒歩15…

IFLA@ヴロツワフ

ポーランドのヴロツワフに、2017年世界図書館情報会議で来ています。今年のはじめにポーランドに行くことにした時点で、この夏には来ない前提でいたのですが、実は、久しぶりに来年度、司書課程の中で新しい科目を担当することになりそうなので、それに関わ…

アバディーンの図書館

図書館情報学のオンライン・プログラムを提供しているRobert Gordon Universityで教育の実態についてインタビュー調査をするために、スコットランドのアバディーンに行ってきました。アバディーンに3日、滞在した間に訪れた図書館について、ここにも少し書い…

ワルシャワでの図書館見学

スコットランドのアバディーンという街に調査に来ています。ここには昨晩(26日)深夜に着いたのですが、この前、ポーランドにちょっとお休み取る形で寄ってきました。司書課程で学んでいた学生が、ワルシャワ大学に交換留学で行っていて、彼女に会いに行っ…

上海での調査

上海に弾丸ツアーで調査に行ってきました。 The Western International School of Shanghai(WISS)というインターナショナル・スクールのヘッド・ライブラリアンの方へのインタビュー調査でした。彼女はスコットランドの出身で、post-graduateのライブラリ…

香港!

オハイオから帰国し成田に一泊して、すぐに、学生3人といっしょに、香港に渡りました。学生たちはまだ香港ですが、私だけは帰国しました。さて、学生たちの香港行きは何が目的でしょう?---ただの図書館見学ではございません。図書館実習です。今年度から、…

OHIO! II

今日の写真は、オハイオ州立大学(Ohio State University)のトンプソン図書館(Thompson Library)です。こちら、複数の受賞歴があって有名だと思います。なんと約100億円をかけてリノベーションを行ったものだそうで、いやあ、すごかったです。コレクショ…

OHIO!

シラキュースで4泊ののち、オハイオ州の州都コロンバスに、2016年のIFLAの年次大会に参加するために移動して、あっという間にまた4日が過ぎました。 さて、今年のIFLAですが、アメリカの図書館およびアメリカのライブラリアンシップをモデルとしているような…

IFLA2012のセッション

タンペレの図書館裏に停められていた移動図書館は、日本の移動図書館の3倍か4倍の大きさだった。 さて、今回、私が顔を出したのは、寄ってみた順に、セッション95「図書館協会の戦略;今の新しい専門職を巻き込む」;セッション93「インフォメーション・リテ…

フィンランドの社会と図書館

能力が余ったら、あなたはどうしますか? (能力が余ったら、というと露骨な感じがしますね。余力があると感じたら、と言った方がいいかな〜) もっとも、日本にいて、能力が余ってるなあ、もてあましているなあと感じることのある人なんて、いないのかな? …

国際図書館連盟(IFLA)2012-プレコンフェレンス in タンペレ

フィンランドで開催されているIFLAの年次大会に来ています。私は、昨年、3.11と転職直後の混乱から、プエルトリコでの大会を欠席しました。一昨年はヨーテボリでの開催でしたので、今年は、"また"北欧です。 今回、私はまず、タンペレ大学で、プレ・コンフェ…

ムスリムの女学生たちの来日

この週末、ガラスの個展を覗きました。作家さんと話しているうちに、ふだんの私はけっして買わないような、ポップなお皿が欲しくなり、、連れて帰ってきたら、これが素敵。教会近くで前から入ってみたかったケーキ屋さんからチーズケーキ連れてきて、乗っか…

ハワイ留学をふりかえってみました

GWに、ずいぶんごぶさただった友人に久しぶりに会ったら、、だいこうぶつの山菜づくしのごはんを作ってくれたぁ。たらのみちゃん、こごめちゃん、、たらのみちゃんはお天ぷらさまになって、、さいごの晩餐でいいって感じでした。信州から届いたものとのこと…

マージナルであること

マージナル(marginal)でなにがわるい!って誰も,私をマージナルだと否定的に言ってはおりませんところで一人で息巻くのはおかしいですな(笑)。 なんでとつぜんこんなことを書くかというとですね。。モロッコ最終日の朝,通訳をしてくださっていた方に,…

モロッコより

モロッコに来ています。2月12日に,カサブランカ国際図書展とたぶん日本語では聞くSIEL(Salon International de l'édition et du livre)を訪問(こちらにわずかですが情報あり)。図書展というと,出版社や取次店,書店等の業者さんが熱心に来場するものと…

エジプトで図書館が燃えた。

取り急ぎ,ネットの記事(英語だが)にリンクをば。 昨日,小玉重夫先生の講演会は無事,終わりました。質疑応答もディープでありました。教育哲学者にこれからの自らの使命を考えるヒントを求めて熱く問いかけておられた学校図書館の司書さんたちが強い印象…

インドネシア 〜〜 3つのプサントレンを訪れて

パベラン(Pabelan)のプサントレン(pesantren)で。お祈りの場所(ムショラ(musholla)と言ってよいのかな)なんだけれど,お祈りの時間以外はこうして,自由に使っているみたい。この写真では左は女子,右は男子で使ってるね。お祈りのときは,この奥の…

京都から東京に移りました。

ブログも引越いたしました。さて,古いブログでの最後の日記は,モロッコへのはじめての調査旅行でした。あれから,大学を移るということがあったために,目の前の作業に日々追われていました。日本では震災があり,原発事故がありました。一方で,北アフリ…