勇気か根気か体力か

 宮部頼子先生が『図書館雑誌』8月号の「窓」のコーナーに、「専任司書教諭必置を渇望する」と題する論考を発表されたというので、今日、図書館で読んできました。(原稿書きを優先し、今年も夏のIFLAとIASLの大会には出席せず。今、リヨンでIFLAが、このあとモスクワでIASLが開催されますね。そのうち、すごい久しぶりになりますが、ALAかAASLの会議に出ようかと思っています。またご報告したいと思います。)
 さて、リテラシーとは何なのだろうと考え続けていますが、同時に、考えることにむなしさを感じる今日このごろです。そして、的確なリテラシーと合わせて、行動力や根気、はたまた体力や精神力が必要であることがわかってきましたが、国会等で次々に起きるできごとに唖然とし、自らの無力さへの自覚ばかり深まっていきます。
 宮部先生は「勇気」ある人が必要だと書いておられましたが、私は少なくとも学校図書館に関する発言については自分は自由に思ったことを話す「勇気」はもちあわせていると思っています。無いのは、根気と体力だなあと思うのです。
 人間、結局は総合力でしょう。ほんとうに力のある人が出てきてくれることを期待します。まだまだ元気に、学校司書法制化を経て、学校図書館専門職一職種制へという主張をされる方も出てきているようです(以前からしておられる方はいらっしゃいますが)。