立教大学司書課程の科目等履修生制度

 先日、白百合女子大学で、司書課程・司書教諭課程の今井福司先生が実施してくださった、Joan Portell Rifà先生の公開講演会、大変内容が充実しておりまして、現在、youtube版、文字起こし版の作成中です。どうぞお楽しみに〜。Portell先生は、立教大学客員研究員として3ヶ月間、日本に滞在して日本の児童文学や読書推進活動に関する調査をされ、1月下旬、帰国されました。彼の調査を受け入れてくださった図書館や児童書出版社のみなさま、お忙しい中、ほんとうにありがとうございました。

 さて、今日はもうひとつ、まったく別の報告もしたいと思います。2018年度から、立教大学司書課程(図書館司書コースおよび学校図書館司書教諭コース)では、立教大学卒業生以外の方も、科目等履修生として受け入れることになりました。これは、立教大学司書課程の受講生に多様性をもたらすものと確信しています。ただし、学校図書館司書教諭コースは、教員免許状をすでにもっておられる方が対象になります。詳細は、資料をお取り寄せください(こちらに選考試験要綱等配布についての説明があります)。立教大学司書課程はすばらしい兼任講師の先生方にご出講いただいていますので、教育内容には満足していただくことができるだろうと思っています。
 多様性という意味では、これから、司書資格、司書教諭資格の付与課程のあり方も、大学によって、だいぶ多様性が出てくるのではないかなと思います。これまでも多様であったのかもしれませんが、なかなか見えなかっただけかもしれません。立教大学司書課程では、来年度は課程独自のウェブページの立ち上げをしたいと考えています。今、大学では、ディプロマ・ポリシーの制定が求められています(文科省によるガイドラインこちら)。司書課程もこれを明らかにしていくべきなのだろうと思っています。来年度はこれに取り組もうと思っています。