LGBTQ in libraries

Netflixのオリジナル番組で,毎回泣ける?クィア・アイこのメンバーをアメリカ議会図書館が呼んでイベントをしていたことを最近,知った。6月はPride monthと呼ばれる(正式には"Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender and Queer (LGBTQ) Pride Month")。今,映画になって改めて話題になっている,ニューヨーク公共図書館も,こんな特別ページで毎年6月はお祝いしている。図書館における知的自由を日本の図書館も信念としてもっていることはわかっている。でも,もう少し前向きにメッセージを出せないものかなあと,こういうアメリカの図書館の力強い動きを見ると,思ってしまう。

多様性に関連して,最近,見た,youtubeのビデオが考えさせられた。アフリカ系アメリカ人で茨城で幼少期を過ごし,中学校・高校時代はノースカロライナ州で成長した女性へのインタビュー。彼女の発言に,"You need to be educated・・・I will not accept ignorance"というのが出てくる(28分くらいから)。世界的に,こういう考え方になってきているのと私は思う。日本語では「知らぬが仏」かもしれないが,"Ignorance is a crime." "Ignorance is a sin." "Ignorance of the law is no excuse."とかっていう言い方がされるからねえ。日本で,他者の人権を考えないようなひどい暴言,行動をなにげなくする人に会うと,ほんと,これっていつまで続くのだろうと...

そういう意味でも,図書館ができることがあるのじゃないかなと思う。それを啓蒙主義的だと言われてしまうとちょっと私は居心地悪くなるような気がするけれど...。ちなみに図書館と啓蒙思想の関係は議論はたくさんある。丁寧に考えたいところ。