サンドラ・ハーッシュ先生

 このたび、立教大学司書課程では、サンノゼ州立大学情報学研究科長のサンドラ・ハーッシュ(Sandra Hirsh)先生を本学の招聘研究員としてお招きすることができました。10月の三週間、日本に滞在されます。
 彼女は、『Information Services Today』という本を書いて、世界的にも著名になった方ですが、図書館勤務経験に加えて、10年ほどシリコンバレーで働いた、そのうえで図書館情報学教育の世界に入られた方で、アメリカの図書館情報学の研究者・教育者たちの間でもちょっと目立つ経歴の方だと思います。企業勤務経験者は日本の図書館情報学みたいに少なくは、アメリカはないですが。
 学内で学生向けに3度、イベントを開催しますが、学外でも、本学司書課程の前・特任教授の永田治樹先生が所長を務めておられる未来の図書館研究所で、10月19日(木曜日)の午後に公開講演会を開催する運びとなりました。今朝、私の手元にスライド案が届いたのですが、すごく魅力的です。日本でこういう話をできる図書館情報学者はいないのじゃないかなって思います。し、これがこれからの図書館の方向性だろうなと思います。公開講演会は事前申込み制なので、こちらから申し込んでくださいませ。ちなみにこの研究所の、こちらから読めます「動向レポート」はおもしろいです。
 サンドラは、今、お話を聞くべき、世界の図書館情報学者の筆頭の人物だと思ってます。正直、彼女の考えているようなことを聞くと、日本の学校司書だなんだの話って、ほんと近未来のメディア環境を無視しているのではという気がしてならないですわ。