2015-01-01から1年間の記事一覧

「図書館とソーシャル・キャピタル」事後

昨晩、実施いたしました。柴内康文先生の講演会「図書館とソーシャル・キャピタル」。いやーよかったです。来年の春に、本学司書課程紀要で記録を出しますので、皆さまご覧ください。本学の学術リポジトリからになります(学校・社会教育講座→St. Paul's Lib…

「図書館とソーシャル・キャピタル」

うれしいよーー!!柴内康文先生をお迎えして、2015年12月18日(金)の18:20〜20:20に、池袋キャンパスにて、公開講演会を開催いたします。詳細はこちら。 いつものことながら、私は動員をかけるようなことを一切しないので、大きな集まりにはならないと思い…

教科書を書きました。

このたび、樹村房から、司書教諭資格取得のための必修科目「学校経営と学校図書館」について、教科書を出版しました。こちらです。 大変に思い悩むところの多い今日この頃、このタイミングでの出版に、とまどいはありました。しかし、いつがベストタイミング…

某調査研究協力者会議の議事録を読んで。

いやあ。理屈に合わない制度を作ってしまってそれに基づいて何かしようとすると、こんなに混乱して大変なんですね、っていうのが感想です。原点に立ち返って制度を修正するのは早い方がいいと思うけど、法改正直後ではそんな議論できるわけもないし、このま…

「多文化」と図書館

ちょっと、思索不十分な話題で、断片的な書き方になりますが。 図書館の多文化サービス(multicultural library services)は、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアの図書館の実践なんかが基本的には好意的に紹介されてきて、日本でも当たり前のように行…

「新陸前高田市立図書館基本構想」

標記の構想案が公表されていて、今、パブリックコメントが募集されていますね。この案が作成されるにあたって行なわれたらしいアンケート結果がすごく興味深いです。住民の属性も、東京にいる私の目にはなるほどという思いですし、回答も、率直ですごく興味…

フランスの学園モノ映画

久しぶりにフランス映画を観た。「パリ20区、僕たちのクラス」。 ここ数年で、フランスの学校図書館の紹介が増えているので、フランスの学校についても知りたいと思われた方にはお薦めかも。パリの中でも移民の多いエリアの中学校のお話。私はフランスの学校…

インサイド・ヘッドにアメリカを見る

またピクサーの映画。ネタバレまではしたくないし、ちょっとだけ書く。 まず、原タイトルはInsideout。改めて、なんでタイトルを変えるかなと思う。意味、違う気がするんだけど。かつ、はっきり申しまして、冒頭の、日本配給向けのミュージックビデオ、ほん…

「お願いだからやめて」

昨日の安保関連法案の衆院特別委員会での採決の記事で、辻元清美氏が最後、「お願いだからやめて」と委員長に詰め寄って叫んでいたという記事を読み、映像を見て、ほんとうにしみじみしてしまった。昨日の私の気もちは、お願いだからやめて(涙)、とはちょ…

食と教育

「Fed Up」という映画をご存知でしょうか。私は、先日、妹から教えてもらって知りました。日本語でも、議論しているウェブページはあるので、検索してみてください。とはいっても、紹介しておきながら、私はまだ観られておりません。ただ、ちょっとこの後、…

反知性主義と向き合う

図書館の関係者が、私たちは知的自由を守るのだ、という主張は今や聞き飽きるほど言われているが、図書館の営みは反知性主義と闘うことでもあるなあ、知的自由と反知性主義の関係はどうとらえたらいいのかしら、と最近よく思う。 雑誌『現代思想』の2月号の…