香港!

 オハイオから帰国し成田に一泊して、すぐに、学生3人といっしょに、香港に渡りました。学生たちはまだ香港ですが、私だけは帰国しました。さて、学生たちの香港行きは何が目的でしょう?---ただの図書館見学ではございません。図書館実習です。今年度から、香港の某大学図書館を実習先の選択肢に入れ、3名の学生が希望して、実施とあいなりました。いちおう、、、本学もSGUでございます。
 実働10日で、2週間の滞在になります。実習の詳細は、そのうち、どこかに英語で報告をしようと、受け入れ先のライブラリアンと話しています。ちなみに香港はすべての大学(名門の高校も)が授業は基本的に英語ですね。でも、英語ではなくて広東語が日常的には話されていますから、母語が英語ということではないので、日本の学生の英語でもあんがいいいペースでお互い話ができます。でも、香港大学の先生とお会いしたときは、もーすごい勢いで話されるので、けっこう圧倒されていたかな?
 私も1日だけ、実習に同行しました(学習の主体は学生たちですよ、もちろん)。内容は香港大学図書館と香港の公共図書館の見学と現場の方たちへのインタビューでした。香港大学の図書館は、テクノロジーの導入が進んでいたなー。席の確保は写真のようなシステムでする。席取り合戦が熾烈だそうで。公共図書館は小さな、公営住宅(マンション)の一角の図書館でした。まだ夏休みのようで、狭いところにご老人から子どもまで人がいっぱい!児童書は半分以上、英語のものでした。英語学習のニーズは明白です。でも、大人のコーナーになると、中国語のものが過半数になる。なんだか不思議な感じです。インドなんかもそうなのでしょうか。まさか、いつか日本の公共図書館もこうなる???
 
 海外への図書館実習生送り出しは、今後、本学司書課程で選択肢を増やしていきたいと思っています。やっぱり、日本だけ見ていては、大事なことが見えてこない、という確信に至っている私としては、司書課程の教師である限り、ライフワーク的にこれに取り組もうと思っています。そして、日本のライブラリアン養成の高度化の方はまた別のルートから。そのうち、そのアプローチについても、書ける日が来ればいいなあと思っております。
 いやあそれにしても、香港の食事は本当に美味しい。現地の人に驚かれるような下町のホテルに泊まり、周辺の大衆食堂を回りました。当分、ダイエットモードでいないと、まずい感じです。。