某調査研究協力者会議の議事録を読んで。

 いやあ。理屈に合わない制度を作ってしまってそれに基づいて何かしようとすると、こんなに混乱して大変なんですね、っていうのが感想です。原点に立ち返って制度を修正するのは早い方がいいと思うけど、法改正直後ではそんな議論できるわけもないし、このまま突っ走るのだろう。大丈夫かな。どこかでうまく整合性つけられるのだろうか。
 とはいえ、今回の学校図書館法の改正で、司書教諭と学校司書はけっこうはっきりと違いをつけられてはいるんだよね。

(司書教諭)
第五条  学校には、学校図書館の専門的職務を掌らせるため、司書教諭を置かなければならない。
(後略)

(学校司書)
第六条  学校には、前条第一項の司書教諭のほか、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童又は生徒及び教員による学校図書館の利用の一層の促進に資するため、専ら学校図書館の職務に従事する職員(次項において「学校司書」という。)を置くよう努めなければならない。
(後略)

「置かなければならない」と「置くよう努めなければならない」、「専門的職務を掌らせる」と「専ら学校図書館の職務に従事する職員」("従事"ってなんかシビレる…)。
 はあ〜〜。改めて、この制度のうえに、何を作るつもりなんだろう。。戦後の学校図書館運動の歴史をいつか書いてみたいと思いますね、ほんとに。

 あ、そうだ。昨日ネットで拾って読みましたこの記事「「TSUTAYA図書館」が象徴する日本の没落する未来」。正しいこと書いてるんじゃないでしょうか。まあ、最後から2つめのパラグラフは、ちょっと、どうかな、、ですが。