『電気じかけの俺たち:原子力の腹の中で2』

写真は、Pasila Libraryにあったオブジェ。赤ちゃんから、てっぺんのお年寄りまで。本の山をよじ上って行くんだよ。てっぺんのお年寄りが写真に収まりきってなくて、、ごめんなさい。 中尾ハジメ先生の新刊書『電気じかけの俺たち:原子力の腹の中で2』(SUR…

フィンランドの社会と図書館

能力が余ったら、あなたはどうしますか? (能力が余ったら、というと露骨な感じがしますね。余力があると感じたら、と言った方がいいかな〜) もっとも、日本にいて、能力が余ってるなあ、もてあましているなあと感じることのある人なんて、いないのかな? …

国際図書館連盟(IFLA)2012-プレコンフェレンス in タンペレ

フィンランドで開催されているIFLAの年次大会に来ています。私は、昨年、3.11と転職直後の混乱から、プエルトリコでの大会を欠席しました。一昨年はヨーテボリでの開催でしたので、今年は、"また"北欧です。 今回、私はまず、タンペレ大学で、プレ・コンフェ…

おおかみこどもの雨と雪

忙しいと言いつつ、、遊び、、、、 あ、暑い日に、太陽の下で、ちょっと小さなトマトを、ただお塩だけつけて、包丁で切ったりしないでそのまんま、かじると、、、おいしいよ!!(って誰でも知ってるか、笑) 「おおかみこどもの雨と雪」、強く強く薦められ…

「ホリスティック(総合的)な知を育む学校・図書館をつくる」

下記、公開セミナーの企画に関わりました。ちょっと、今、IFLA in ヘルシンキに発つ前に書き終えないといけない原稿に追われており、取り急ぎ、参加者募集要項を公開いたします。今回は有料のセミナーですが、またみなさまといっしょに勉強できるのを楽しみ…

福島の図書館

京大の某女史(いつものオトモダチ)と一緒に、福島県立図書館といわき総合図書館(いわき市立図書館の中央館的位置づけかと)に、22日、23日に、行ってきました。 2館の訪問を終えた2日目夕方には、わたしは感情的になってしまい、、 今は、FUKUSHIMAについ…

人生の十冊

学生の倍くらい生きている、という歳になって、いよいよ、教師をしているのが、楽しくなってきたなと感じます。というのは、自分の大学生時代を、対象化してみることができるようになってきたから、というのが自己分析です(ほんとか?)。 先日、『指輪物語…

森高と宅八郎

今年、四十路のわたくしの永遠のアイドルは、森高千里さんであります。「この街」なんて、ほんとすばらしいわね。3.11後も、色あせて見えたりしないぜ!ちなみに、ひとまわり近く年上の私の姉の永遠のアイドルは、おそらくだが、松田聖子。いやあ、ほんと、…

指輪物語 Lord of the Rings

最近、雑食的読書をしていました。科学史関係の本をいくつか読んだのですが、そのあたりの読書記録は、今、読んでいる、『知識と経験の革命:科学革命の現場で何が起こったか』(ピーター・ディア著、高橋憲一訳、みすず書房、2012)を読み終わったところで…

忘備録的に使ってみる

扇田克也さんのHouse。初めて見たときから約半年。やっぱり忘れられなくて、二軒だけ、我が家に来てもらった。机の上、いつも目に入るところにこれがあって、幸せです。以下、現在企画中。このページを見た人にぜひ来て欲しい順。 1) 12月2日(日曜日)@立…

ムスリムの女学生たちの来日

この週末、ガラスの個展を覗きました。作家さんと話しているうちに、ふだんの私はけっして買わないような、ポップなお皿が欲しくなり、、連れて帰ってきたら、これが素敵。教会近くで前から入ってみたかったケーキ屋さんからチーズケーキ連れてきて、乗っか…

Yahoo!のこの記事のコメント欄、おもしろい

いいですね、こういう議論。こういう記事とコメント欄を議論と言うのかようわからんかったりもしますが。私個人は、ste*i*then*me*fl*ve123*5(ste...)さんとrir*n03*6(rir...)さんのコメントに深く首肯。前者は司書資格(を出している側)の問題、後者は…

ハワイ留学をふりかえってみました

GWに、ずいぶんごぶさただった友人に久しぶりに会ったら、、だいこうぶつの山菜づくしのごはんを作ってくれたぁ。たらのみちゃん、こごめちゃん、、たらのみちゃんはお天ぷらさまになって、、さいごの晩餐でいいって感じでした。信州から届いたものとのこと…

「噂の!東京マガジン」

今朝の噂の!東京マガジンの「噂の現場」コーナーは、千葉県八千代市が舞台で、取材された市民の方たちから、図書館の新館建設の是非がなんども言及されていました。非常に興味深かったです。私は、図書館関係者でありながら、これは、、反対かも、、と、番…

コラボレーション、すばらし〜その2

我が家にちょうどいい大きさの龍さまだわ。 友人に誘ってもらって、先週末、書道家MAAYA SHOさんの個展「神宮龍宮」の最終日、クロージングイベントにおじゃまさせていただきました。入るなり、書と生け花のコラボレーションにどーんと突かれたようでした。…

コラボレーション、すばらし〜

学校図書館界で、教員と学校図書館専門職のcollaborationやpartnershipが言われるようになって久しいが、以前から思っていたのだが、アートの世界のcollaborationって、すごくわかりやすくて、私たちの目指すべきものを示してくれている。 Irving Penn氏(こ…

永遠の永遠の永遠

永遠の永遠の永遠、行くべき。 ただ…私の場合は、私の中の狂気が、うずいた、というか。。狂気と正常について、考えさせられました。というか、その境がわからなくなった、わからなくさせてくれた。しかし、恐れず、行くべきではないかなあ。 ただ…図録の解…

「災害後の児童生徒の心のケア」

いろいろな情報が標記の内容について,あるのだろうけれど,ちょっと最近忙し過ぎて,勉強できないでいたら,国際子ども図書館の橋詰秋子女史から,標記のタイトルの江澤和雄氏の論文が掲載されている『レファレンス』の732号(2012.1)が届いた。全体として…

陸前高田市再訪

今回は,岩手県立図書館の方たちと,そして,本学の学生たち(主として司書課程履修生)と一緒に,ボランティアに行ってまいりました。こちら,学生の記録です。 写真には私はまったく映っていませんが,私もちゃんといたのですよ〜! 学生のこうした記録の…

マージナルであること

マージナル(marginal)でなにがわるい!って誰も,私をマージナルだと否定的に言ってはおりませんところで一人で息巻くのはおかしいですな(笑)。 なんでとつぜんこんなことを書くかというとですね。。モロッコ最終日の朝,通訳をしてくださっていた方に,…

モロッコより

モロッコに来ています。2月12日に,カサブランカ国際図書展とたぶん日本語では聞くSIEL(Salon International de l'édition et du livre)を訪問(こちらにわずかですが情報あり)。図書展というと,出版社や取次店,書店等の業者さんが熱心に来場するものと…

被災地の支援

陸前高田市の生出(おいで)地区にある炭の家の前の風景。2012年1月7日朝の風景。管理人さんのご配慮にあふれるこちらに2泊し,とても快適でした。 陸前高田の市街地にカメラを向けることは,私は,できませんでした。カメラを出そうと思わないよ。。 陸前高…

石巻の学校図書館を訪問

石巻市立大原小学校2012年1月5日10時18分時点。 1月4日,5日と,東京学芸大学附属小の中山美由紀さんのコーディネートで,工学院大学附属中・高の有山裕美子さん,千葉県市川市の小学校の太田和順子さん,高桑弥須子さんという4人の学校司書さんたちが石巻市…

共感と行動。

皆さま,今年もどうぞよろしくお願いいたします。 お正月らしい写真をと思って,なにもなかったので,結局,またもや食べもの〜。金柑を煮たのが,時間かかったけど,美味しかったなっ。あと数の子,作ったのに,元旦の朝,食べ忘れた凹。来年は,やっぱり伊…

小玉重夫先生のご講演で〆(ではない,もう1回あります)

連続講座の講演会4回が終わり,あとは来月の連続講座最終回,まとめの会合を残すところとなりました。第5回については,12月15日のブログの方に書いておきましたので,どうぞご覧いただいて,ぜひご参加ください。 さて,第4回の小玉重夫先生のご講演につい…

エジプトで図書館が燃えた。

取り急ぎ,ネットの記事(英語だが)にリンクをば。 昨日,小玉重夫先生の講演会は無事,終わりました。質疑応答もディープでありました。教育哲学者にこれからの自らの使命を考えるヒントを求めて熱く問いかけておられた学校図書館の司書さんたちが強い印象…

イザ!連続講座最終回

信楽を二度目に訪れたさい、谷寛窯さんで購入した花器。わがアパートメントの廊下によく似合う(と思ってる)。 さて,連続講座も最終回が見えてきました。今週末の土曜日が,小玉重夫先生をお迎えしての第4回。そして,最終回の第5回は次のようにおおまかに…

和田敦彦先生のご講義

グラメディア(Gramedia)というインドネシアの大きな本屋さんを,インドネシアの旅で2カ所で訪れた。ジョグジャカルタとジャカルタで。その2カ所のお店で,この写真のコーランを見つけた(ジャカルタの店舗で撮影)。ペンで指すと,読み上げてくれるのだ。…

影浦峡先生の講義から

インドネシアのイスラム(宗教)の小学校3年生向け教科書。これと別にキリスト教ほかの宗教の教科書もあるわけです。 連続講座第2回として,影浦先生に,「メディアとメディアリテラシー論者と図書館:3.11 後の放射能「安全」報道をめぐって」と題して講義…

インドネシア 〜〜 3つのプサントレンを訪れて

パベラン(Pabelan)のプサントレン(pesantren)で。お祈りの場所(ムショラ(musholla)と言ってよいのかな)なんだけれど,お祈りの時間以外はこうして,自由に使っているみたい。この写真では左は女子,右は男子で使ってるね。お祈りのときは,この奥の…